2021-05-12 第204回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
こういった危機のとき、いろいろなところで引用される十八世紀のスコットランドの哲学者、トマス・リードの言葉があります。鎖の強度はその一番もろい箇所の強度に等しい、なぜなら、その箇所が崩れたら鎖全体がばらばらになって崩れ落ちるからだ。日本社会の最ももろい部分とはどこなのか。 ステイホームは家の中の問題を顕在化させました。
こういった危機のとき、いろいろなところで引用される十八世紀のスコットランドの哲学者、トマス・リードの言葉があります。鎖の強度はその一番もろい箇所の強度に等しい、なぜなら、その箇所が崩れたら鎖全体がばらばらになって崩れ落ちるからだ。日本社会の最ももろい部分とはどこなのか。 ステイホームは家の中の問題を顕在化させました。
これは、十八世紀のスコットランドの哲学者トマス・リードの言葉です。 コロナは、社会の最ももろい部分を直撃しています。昨年十月の労働力調査では、非正規雇用者八十五万人が失業し、うち六割が女性です。同月、女性の自殺は前年比八八・六%増えました。今年の自殺者数は十一年ぶりに増加に転じる見込みです。今必要なのは、もろいところを補修すること。日本中の孤独に届く政策が必要です。
一つ私は紹介したい言葉がありまして、これは十八世紀のスコットランドの哲学者トマス・リードという人の言葉なので、よく引用されるんです、この危機の際に。鎖の強度、鎖の強さは、一番もろい箇所の強さに等しい。なぜなら、その一番もろい箇所が壊れたら、鎖全体がばらばらに崩壊するからだという言葉があります。 私は今回の危機で本当にこれを感じておりまして、今、日本国内の中でも大変困っている方がいらっしゃる。